2013年6月10日月曜日

【3周年記念】ゼノブレイドについて語る! #Xenoblade_fes13

今まで数多くのゲームソフトを遊んで来ました。この「Xenoblade ゼノブレイド」はその中でも特別なタイトルの一つです。


http://www.nintendo.co.jp/wii/sx4j/


自分は発売日に買ったわけではないんですが、発売日からちょうど3年ということで初プレイ当時のことも思い出したりして、いろいろ書いてみようと思います。ちなみに引き継ぎ有りで4周、引き継ぎなしの新規プレイで3周ぐらいしました。

※ネタバレ有り



ものすごく巨大な(設定によると日本列島くらいある)二柱の神、巨神と機神。
その巨神の骸の上に人々や動物たちが生活していて、機神の骸からやってくる機神兵と戦争しているという世界。
この設定だけでこの世界はどうなっているのだろうと思わせてくれ、隅々まで探索したり成り立ちについて知りたくなったりと好奇心が刺激されます。ストーリーを進めるにつれ、世界がだんだんと明らかになっていくのが楽しい。
そのストーリーは、王道やお約束展開も交えながら伏線がちりばめられどんでん返しもある、という構成。かなり長いですが、緩急のあるストーリー展開にぐっと引き込まれました。
キャラクターもみんな魅力的、イベントシーンの演出やセリフ回しも素晴らしい。

具体的にいちいち書いていたらきりがないので、好きなところを一部分だけ書きます。

好きなキャラはダンバン。人気投票でも1位だったので、みんな好きなんですね。最初声を聴いたときはサイヤ人の王子ベジータにしか聞こえなかったのに、ストーリーが進むにつれダンバンの兄貴!かっこいい!と変わっていきました。
モナドがなくてもダンバンさんは英雄だとシュルクが言ってましたがその通り。そのうち裏切るとか死んで離脱してしまうんじゃないかと思わせるポジションのキャラなのに、ずっと信念を貫き通し、最後まで兄貴のようにシュルクたちを助けてくれる、英雄の強い心をもった人でした。皇都アカモートでのカリアンに発破をかけたりなど、戦闘だけじゃなくシュルク一行の精神的柱としての活躍に痺れました。
声優の堀川りょうさんの演技もよかった。特にいいなあと思ったのは落ちた腕でフィオルンと再会した時の、「いいんだ、生きていてくれただけで。」のくだり。思わずジーンと来ます。
堀川さんはダンバンを演じるだけでなくゼノブレイドの音響監督もされていました。凄い。

好きなイベントシーンは、監獄塔でのモナドⅡ覚醒シーンや落ちた腕でのリキとダンバンの会話などいろいろありますが、やっぱり一番はダンバンVSムムカからエギルが降臨する雪山のイベントです。これも人気投票1位でした。
特に、エギルが「これは始原にして最強の機神兵 そを操る我は 機神界盟主 機神メイナスの代行者 エギル――!」と言い放ちながらヤルダバオトがずあっとアップになる場面は、カメラワーク、セリフ回し、そしてBGM「敵との対峙」が見事に絡み合っていて何度見ても見惚れてしまいます。


キャラやイベントシーンについて長々と書きましたが、ゼノブレイドは見てるだけのムービーゲーじゃない。ゲームプレイ部分の質、量ともに最高クラスです。

特に素晴らしいのが、魅力あふれるフィールド。
(公式サイトより)

これはほんの一例で、多種多様な広いフィールドがあります。同エリア内なら読み込みの暗転なしで、建物の中に入れたりどこまでも歩いて行けますし、見えない壁もありません。
開放感あふれる巨神脚、昼と夜で全く別の顔を見せる燐光の地ザトール、絵画のような景色が見渡せる広い広いエルト海、はるかかなたに見える滝まで泳いで行けるマクナ原生林がお気に入り。
特に巨神脚の風鳴りの空洞からザクスの道標までを、敵から隠れながら進んでいくときのドキドキとワクワクは今でもはっきりと覚えています。

ゲームのストーリー本編とは全く関係ない各フィールドにある絶景ポイントの「秘境」を探すのも楽しみの一つ。好きな秘境は「落ちた腕」の「天蓋の爪先」。初めてここを見つけたときはレベル90台のユニークモンスターがいてビックリしましたが。

モンスターといえば、各フィールドにはそれぞれの生態系や縄張り争いを感じさせるような動物・モンスター配置がされていて、そこからもいろいろ想像できて楽しいです。巨神脚のターキンの暮らしや、雪山のアントルとチルキンの縄張り争いなど。また、とんでもない高レベルのゴリラが闊歩してたりなどなど。これまた本編とは何の関係もないどうでもいいことなんですが、逆にそれがいい味を出してます。昼と夜、晴れと雨によって出現モンスターが違うのも細かい。RPGにありがちなエンカウントしてバトル画面に移行するタイプじゃなく、そのままフィールドでモンスターにちょっかい出したり、逆に追いかけられたりして戦闘できるのもフィールドが生きていて面白い。


そして戦闘について。アクション要素はほとんどなく、敵との位置取りを変えながらアーツを選択して技を出すコマンドバトル。
本編のボスとは別にユニークモンスターがたくさんいるので戦闘も存分に楽しめます。
キャラ間のバランスもよく、どんなパーティを組んでもある程度戦え、また絶対的に強いパーティの組み合わせもありません。それでいて7人全員違う個性を持っています。
自分の好みは、シュルクフィオルンダンバンのやられる前にやる超火力パーティと、メリアリキダンバンのバランス型火力パーティ。特にチェインでデバフを重ねがけするのが好み。

レベル差補正が結構きついのは残念なところ。自分が敵よりレベルが低い場合は、いかに工夫して補正を乗り越えるかという楽しみ方がありますが、逆に敵より自分のレベルが5以上高くなってしまうと、どんなユニークモンスターでも楽に勝ててしまうので、「あーレベル上がる前にこいつと戦っておくんだった!」と後悔してしまいます。それもこれも戦闘が面白いからなんですけど。

特に印象に残ったユニークモンスターは、無謀なゴドウィンと悪戯のナベリウス。
勝てる気がしなかった。タイタンスタンプは鬼畜すぎ。実際初プレイ時はジェムをあまり作っていなくスキルもよく理解していなかったので、レベルをかなり上げてやっとこさごり押しで勝つという状態でした。
でもこういうのに燃えるんです。今はかなりやりこんで、こちらのレベルが5低くても勝てるようになりました。でもニコニコ動画を見てたりすると、もっと低レベルの上に、チェインによる転倒を縛ったりしてユニークモンスター倒していってる人も見かけるので、まだまだ上達の余地はありそうです。


サブクエストもたくさんあります。あまりにも量がありすぎて初プレイ時は10時間以上最初の町のコロニー9から出られませんでした。
ただモンスターを倒したりアイテムを集めて報酬をもらうだけじゃなく、クリアすることによってNPCの人間関係が変わって、キズナグラムに記録され、また新しいクエストが生まれていくのが面白いところ。
また初めは無関係だと思っていた別のクエストが後になってつながってきたりしてワクワクします。
巨人族の宝に関するクエストやバーン様のクエストなど壮大なつながりを持つものも複数。クエストを進めないと入れないような遺跡があったり、クエストをクリアしたら橋が架かったり…
サブクエストのボリュームだけでもすさまじいです。


ゼノブレイドを語るにあたって音楽は外せません。
軽やかな足取りを思わせるようなフィールド曲、敵との熱い戦いを彩る戦闘曲、緊迫した場面を演出するイベント曲など100曲近い曲がありますが、どれも印象に残るいい曲ばかり。
「名を冠する者たち」、「機の律動」、「敵との対峙」など、有名どころも好きですが、自分が推したいのは「決戦前夜」。
カリアンたち巨神界連合軍がガラハド要塞へ攻め込むイベントシーンの曲なんですが、初めてこのシーンを見たときはスターウォーズかよと思った程。BGMとイベントのシンクロが思わず笑ってしまうほどカッコいい。
あと「Beyond the Sky」もイイ。さわやかな気持ちいいエンディングです。


育成要素や収集要素などまだまだ書きたいことはいっぱいあるんですが、きりがないのでまとめに入ります。本気だしたらたぶん一晩語り明かせると思います。
ゼノブレイドは上に書いてきたように各要素が高水準なRPGですが、一番素晴らしいのはその要素要素が調和を持ってまとまっていることだと思います。それだからこそここまでのものはなかなか出てこない。
本当にいいゲームです。また最初から始めたくなりました。

最後になりましたがモノリスソフトさん、ゼノブレイド3周年おめでとうございます。そして、新作X(仮)も期待しています。

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